キミとの恋の課外授業
「そんなに怒るなよ」

「怒るに決まってるでしょう!?あたしの…あたしのファーストキスだったのに…」

「えっ…?そうなのか?」


省にぃの言葉に、コクリと頷いた。

なんで?なんで、省にぃが、あたしにキスするのよ?


俯いて、唇を指で触れた。

まだ、少しだけど唇に感触が残ってる。
少し苦いコーヒーの味と一緒に…。


「そんな顔するなよな。悪かったよ…」


あたしの頭を大きな手で撫でると


「お前も悪いんだからな」と、信じられない言葉を言った。


「どうして、あたしが悪いのよ?」


少し涙ぐんだ瞳で睨むと


「お前が、俺の言葉を信じねぇからだろ」


ポッケに手を突っ込んで、少し罰が悪そうに言った、月明かりに照らされた省にぃの瞳は真剣で


不覚にもキュンとなった、あたしの心臓がトクントクンと激しく鳴り始めた。




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