先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「それもそうだね」


「変なこと言わないでよ〜」


私はいつもより弾けたように笑った


じゃないとツライ気持ちが表に出てしまうから


「王子様、今まで告白された女子と付き合ったりしなかったけど、今朝、告白した後輩、メチャクチャ可愛かったよ」


「そうなの?」


ズキッと心に何かが刺さる


知ってるよ…見てたもん


「うん!小さくて、目がクリクリしてて、茶色いふんわりした髪の毛、ピンクのリボンで上を結んでてね、いかにもお嬢様って感じ」


「へぇ〜そうなんだ〜」


うん、うん…そんな感じだった





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