先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「これ以上、バカになったら最悪な女だよな」


「バカバカ言わないでください!私だって頑張ってるんですからねっ!」


私は少し強気でそう言い、また宿題を始めた


そういえば、先輩と勉強するようになって、わからないトコ、減ったなぁ〜


「俺はお前がバカだなんて思ってねぇけど?」


「へ?いつもバカって言ってるじゃないですか!」


「あ〜それは、お前が俺の良さを理解してないからだよ!」


先輩はそう言って、私のノートにバカと書いた


「じゃあ私、一生バカですね〜先輩の良さなんてわからないですから!」





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