先輩王子のちょっと危険な甘い罠
ファーストフード店じゃ、余計見つかるってば!


絶対、どこかにいるよ?うちの学園の生徒…


「ま、見つかったらその時、考えよう」


「先輩…困るのは先輩ですよ?」


私は気にしながら先輩の少し後ろを歩いた


「ん?まぁ…いつでも逃げる覚悟はしとけよ」


「ええ〜私、走るの苦手」


「俺だけ逃げてもいいけど、お前、捕まって自白させられると、ベラベラ喋りそうだからな〜」


先輩は少し笑いながらチラッと私を見る


「あぁ〜どうして私が先輩といるのかってことですか?喋りますよ!ドロボーだからって」





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