先輩王子のちょっと危険な甘い罠
今の私には、お金を返してもらうことしか頭になかった


「で?机に何も出てないけど?お勉強は?」


「し、しますよ?」


「じゃ、出さなきゃダメでしょ?」


バカにされたような言い方をされて、ムカつく私


「別に先輩から教えてもらわなくても、私、バカじゃないから自分で出来ます!」


フンッと鼻息を荒くして、カバンから教科書とノートを取り出した


「ハハハ。そうか〜じゃ、わからないとこがあったら声かけてよ」


先輩は隣に座って何やら勉強を始めた


だから、何で隣に座るのよ!


気持ち悪くて勉強出来ない





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