先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「ち、違いますよ!やめてください。ただ、趣味聞いただけです」


「でも、最近、いっかなとか思ってんだろ?」


「そんなこと…」


その時、琉衣の言葉が脳裏を横切った


『だって王子様、誰が誘ってもダメなのよ。熟女好きなのかもね』


先輩はあんなにたくさんの女子達からキャーキャー言われてるのに、どうして私なんか相手にするんだろう


「風花?どうかしたのか?」


「え?いえ…」


私はノートに視線を戻した


「趣味は…ない」


「え?」


私は先輩の顔を見た


少し困ったような表情に見える





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