先輩王子のちょっと危険な甘い罠
私達は特急列車に乗り、航空ショーが開催される自衛隊の基地へ向かった


隣に座る先輩を景色を見てるフリして眺める


クゥ…


「!?」


ヤバイ…お腹が鳴ったよ


先輩、気付きませんように


クゥ〜


ハァ…ダメだ…


お腹空いたぁ〜


「先輩、お腹空きません?私、さっき、コンビニで買ったんですけど、良かったら一緒に…」


「マジで?サンキュー」


先輩は嬉しそうに微笑み、私の出したサンドイッチに目をやった


「いくつか買ってるんで、好きなのどうぞ」





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