本物の愛

仮の愛

それからタクはあたしの前に現れることはなかった…。

──────

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「あつっいねー!」

かすみはノートをぱたぱたと扇いでいた。

「んー…暑いよー」

あたしは暑さでぼーっとしていた。

やばい…。夏本番の前にダウンしちゃいそうだー…。


「そーいえばさーぁ、篠宮 唯人とどういう関係なの~?」

かすみはノートであたしの頭をバシバシ叩きながら聞く。

あー、それ聞きますかぁ。

「んー、一応……彼氏…?みたいな…」

「えーっ!?まぢでっ?なんですぐに教えてくれなかったのさ!?」

思った以上にすごく驚いてる(笑)

そんなに驚くことかなぁ?

「唯人くんってそんな有名人なの?」

「そりゃもう!美少年だって!」

あー、顔ね。うん、分かる分かる。

「んぢゃモテるんだねー」

「そーなんだよー!」


顔で女子に騒がれてるんだ…。

美少年も大変だなぁ…。

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