【完】友達以上恋人未満。～それがオレの恋～

「あっくんには関係ない」か。そんなことわかってんだよ…。オレは美陽に何もしてやれないって。


彼氏じゃないオレに美陽が頼ってくれないことくらい…!!わかってた。



「ああ、関係ないさ。」


「美優さんは…あっくんのこと本当に好きなんだよ？早く戻りなよ、美優さんと」



「お前に言われる筋合いなんかないな」

「…美優さんに頼まれたのっ!!あっくんと付き合いたいから、協力してって」


「そんなこと言われても無理だ。オレ自身美優のことは好きじゃない。…別に好きなやつがいるんだ。」




今すぐ美陽に触れたい気分だった。スッと唇に手を伸ばすと、逆に手を叩かれてしまった。



初めて、美陽に…拒否られた。オレの中で何かが崩れた。