王子様とお姫様の秘密の決断
いつもなら、迎えの車に乗るであろう真田先輩も、今日は私と歩いて帰っている。
「迷惑だったかな…」
「えっ…」
そう言った先輩の顔は、どこか淋しげで…
「真田先輩独り占めしてるみたいで、周りの視線がイタイんです」
「君は嘘を吐くの下手だね!」
「嘘?」
「迷惑だったかな…」
「えっ…」
そう言った先輩の顔は、どこか淋しげで…
「真田先輩独り占めしてるみたいで、周りの視線がイタイんです」
「君は嘘を吐くの下手だね!」
「嘘?」