王子様とお姫様の秘密の決断
日付が変わって少し回った所。

荻野家に着いた私は先輩に手をひかれて、荻野家の応接間に入った。

そこには、父の姿も…

「お父さん!」

状況が掴めず、何があったのかさっぱり分からずに、父に隣に座る事を促された。

少し距離を開けて先輩と尚人兄が座り、誰かを待っている様子…

荻野さんを待っているのだと、無意識のうちに思い込んでいた。



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