王子様とお姫様の秘密の決断
「彼女気がついてもいないんじゃないの?」

杉本と真田先輩の会話に入れずに…

その場にいるだけだった。

「本当は君と二人きりになりたかったけど…」

立ち上がり、私を見て

「無理せずに早く休みなね」

真田先輩は挨拶も適当に帰って行く。

「あの…」

聞きたい事があったのに…

婚約の事実を…
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