王子様とお姫様の秘密の決断
全ての音をかき消してくれる雪をただ、眺めていた。

ほのかに温まって来た頃、部屋をノックする音がする。

小百合さんかな?

「はい…」

ドアを開けた先には、先輩がいた。

「おはよう」

話すらしてくれなかったのに…
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