王子様とお姫様の秘密の決断
「さくらさんも、お召し上がりになられますよね?」

にっこり微笑んだ小百合さんは、私にも朝食の用意をしてくれていた。

「少しでも食べられた方がお身体に良いですから…」

気にかけてくれているのは小百合さんだけかと思いきや

「面白い本手に入れたから、朝食済んだら見せてあげるね!」

昨日は全くと言って口を聞いてくれなかった先輩が今日はいつもの先輩で…
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