あたしが誰でも


暗い公園




街灯がポツンと小さな光を放っている。





「早く来なさい。」
絵理が小さい声で言った。
「ごめんなさい。」
伊藤夏美が慌てて謝る。



絵理は、すごくうれしそう。



「夏美!!!今日は来てくれてありがと!!」
「えっ?」
絵理は伊藤夏美の手を取る。
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