明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
本を整理したり運んだりカラダ動かすのは嫌いじゃない。
それに本、好きだから。
「いえ、大丈夫です、
アタシも好きな本に囲まれて仕事できるから楽しいです」
「そう?
それはよかった。
短い間だけどがんばってちょうだいね。
あ、それから雨霧さんの言ってた化学の本、
どうやら取り寄せないと無理みたいだから…
もうちょっと時間いい?」
「ありがとうございます。
それじゃお先に失礼します」
元気よくアタシは返事をする。