明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
「じゃ、これ渡しとくから。
会場わかるよな?
当日、開場の時間に入り口んところで待ってるから」
木村くんはそう言って自分の席へと戻っていった。
アタシはそのチケットを見つめて…
少し胸の奥が痛んだ。
それは先生の顔が浮かんだから。
どうして…。
だって…でも別に…。
ただアタシがこのバンドのこと好きだってこと知っててそれで誘ってくれただけ…だもんね。
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