明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
俺の大声に驚いた表情をする雨霧。
「あ…」
手を伸ばし彼女に近づく。
でも彼女は少しずつ後ずさる。
間違いなく怯えた表情をして。
「ご…ごめんなさい…。
アタシ余計なこと…」
「違…」
でも俺の声は彼女には届かない。
そんなつもりじゃないんだ。
泣きそうになるのを我慢して雨霧は声を振り絞って言う。
「失礼します…!」
それだけ言って彼女は準備室から出て行った。
その包みを机の上に置いて。