明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
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「今日はありがとう、
ごめんね。送ってくれて…」

アタシは木村くんにお礼を言う。

ライブも終わって彼はアタシの家の前までわざわざ送ってくれた。

「だってもう夜遅いしな、
一応雨霧だって女だし」

「一応って何よ!」

アタシは木村くんに突っかかる。

彼は両手でそれをガードしながら言った。

「一応は余計!…うん、
雨霧は…そう、…可愛いから…」

「え?」

アタシは手を止めて木村くんを見る。


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