明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

「ふーん」

そんな話はあまり興味ないって感じで結衣は聞き流す。

もっと違う話を期待していたんだろうか。


でも
それ以外、なんの話もしていない。


「それから…」

彼女がそう言い掛けたときチャイムが鳴った。

アタシはそのチャイムの音に安堵する。


「続きはまたあとで聞かせてね」

彼女はにっこり笑って立ち上がり自分の席へと戻って行った。

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