明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

俺はもう…
雨霧を苦しめて困らせてばかりだ。

「帰ってくれ…!」

本を抱え震える声で訴えるように言う。


「え?」

「帰ってくれ!
そしてもう二度と俺に会わないでくれ!」

今度は大きな声で言っていた。

どうしたらいいのかわからない感情とともに。




こんなに感情的になったのは…
はじめてかもしれない。





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