明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

そう…今ならまだ間に合う…?

間に合うかもしれない。

あの終業式の日をやり直せるかもしれない。


今度こそ…!


大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせながら。



先生を遠くから見ていた、
あのときからアタシはきっと。

苦手だって思ってた、
あのときから。

いつも、いつだって。

アタシはきっと先生のことが…。


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