修羅と荊の道を行け
「はい。その様にお聞きしております」

「そっかぁ、じゃあ父さんにだけは内緒にしておいて」

「かしこまりました。今、お茶とお菓子をお持ちしますね」

「ありがとう。その前に私も手伝うよ。客間でしょ?ごめんね、少し待っててくれる?」

「オレも手伝うよ」

「何をおっしゃいます。年寄り扱いされては困ります!お嬢さんはお客様のお相手をしてください!」

直ぐさま断られて、オレたちは咲耶の部屋に追いやられた。

「年寄り扱いって…ハルさん、今年で75歳、後期高齢者の保険証届いたって言ってたのに」

「でも見た目若いな」

あの押しの強さは75だとは思えなかった。

咲耶の部屋はロフトベッドに机、壁に沿って本棚が並び、真ん中に赤いテーブルが置いてある。

本棚の一部に、おもちゃが綺麗に並べられている。
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