修羅と荊の道を行け
「そうなんだ。お姉さんには無縁の感情だね」

「一番上の兄貴は、絶対に泣き言も言い訳もしなかったな。ただ、黙って何かを考えてるとこしかみたことなかった。兄貴が何を考えてたか分かるか?」

「お兄ちゃんはどうしたら弟たちが自分に迷惑かけなくなるか、どうしたら自分の言うことを聞くか、どうしたら笑ってくれるか?色々考えてるの。でも格好悪いから言わないだけ」

「オレとは全然違うこと考えてるんだな」

「そうだよ。妹が生まれるまでは私が1番可愛いとか言ってくれてたのに、お姉ちゃんなんだから、妹を可愛いがらなきゃだめでしょ!お姉ちゃんは我慢しなきゃばっかり、だからお小言言われないように頑張ったんだよ」

「すごいですね」

咲耶の頭を撫でると嬉しそうに笑ってくれた。

「ありがとう」
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