修羅と荊の道を行け
全くだ。だが咲耶が処女ってことはこいつとはキスぐらいで終わったってことだろう。

「まぁ気長に付き合ってくれや。筋金入りの男嫌いがベタベタに惚れてるんだ。お前を逃がしたらあいつは一生生娘だ」

オレは絶対逃げないし、咲耶が嫌だって言っても逃がしてやらない。外掘りから埋めて囲んで、一生離してやらない。咲耶が一生生娘のままだってオレは構わん。オレの隣にいてくれるのならば。

「お前のその野獣みたいな目を見たら安心した。本当、オレのためにも頼むぜ」

「は?」

何で自分達のことが新井のためになるのだろうか?

「オレの女がな。オレと咲耶は幼なじみでただのダチだって言っても信じてくれねぇ。だから咲耶に男が出来ればオレらは安泰だ。ようやく手に入れた女にない尻尾を探られる男の切なさを分かるか?」

「わかんねぇよ!大丈夫かおまえら」

どれだけ信用がないんだよ。確かに、咲耶ほどの美人が自分の男の傍にいたら疑いたくなる気持ちは分かるが、愛があればそんなもの気にならないだろう。
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