修羅と荊の道を行け
急いでいるときに父親の説教ほどウザいものはない。

「お母さん、今から病院行って来るの。あれをお願いしたいんだけど」

和室にいる母親を探しだし声をかけた。

「あら?急ね」

少し事情を話すと分かったと了承してくれて、じゃあ少し待ってなさいと和室をでていった。

「勝手な真似は許さんぞ!今日の茶会にはお前も出るんだ!仕事が休みならお前もお客様の相手をしろ」

「お母さんは良いって言ってる」

何を言っても父親は私の話を聞く気がないことは分かっている。

「咲耶!私のいうことを聞きなさい」

「病院に行くんだから邪魔しないで」

だから私は罠を張る。父親が絶対に反論できない罠を

「どこの病院だ!」

かかった…。心の中でほくそ笑む。

「婦人科!」

「っ!」

黙った。ざまあみろと内心舌を出して、部屋に戻った。

服を着替える。休日に氷樹先生と会う時にTシャツ、ジーパンはお洒落な氷樹先生の逆鱗に触れてしまう。
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