修羅と荊の道を行け
その結果。

「咲耶ちゃん、肉無いよ」

私はうちひしがれた。私は一生Aカップを宣告された気分だった。涙すらでない。

「スレンダー美人の設定で行こう。やっぱり黒や赤より白だね。すいません。白かピンク、水色の可愛い系の下着を選んでもらえますか?」

そして私は、白とピンクの下着セットを買うことになった。


「ブラでセクシーさを出せない以上パンツを紐にしたから、エロさをアピールできるよ」

「仕方ないね。でもお尻可愛いから、浪川くんもムラムラするって」

巨乳二人はパンツでなんとかしようと、パンツを連呼している。それもなんか切ない。

「お待たせしました」

「じゃあご飯食べに行こう。芽唯ちゃん何食べたい?」

「ごめん。これからドレス選びに行くんだ」

「結婚式の?」

「うん。氷樹さんも来てくれる?」

「もちろん。」

すっかり芽唯ちゃんと氷樹先生は友達になってしまっていた。

「じゃあ咲耶ちゃんまたね」

そして芽唯ちゃんは帰って行った。
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