修羅と荊の道を行け
「何が!覚悟が決まってないだ!ただねっころがって股開いてりゃ良いだけの話しだろ」

眞一郎が身も蓋も無いことを言った。

仕事が終わってから、眞一郎の新婚家庭に飛び込んだ。教えを受けるために。

「最初のエッチがどんだけ大事かあんたは分かってない」

芽唯ちゃんが眞一郎の頭を殴った。

「ってぇな!旦那の頭をポカポカ殴んじゃねぇよ」

「乙女の敵みたいなこと言うから!そんなんだから、鳩尾キックを喰らうのよ」

「おい!男のトラウマを引っ張りだすな」

「大丈夫よ。浪川くんは咲耶ちゃんにべたべたに惚れてるんだから、きっと気持ち良くしてくれるよ。咲耶ちゃんは布団にパン1で寝て待ってれば良いの」

「パン1?」

「パンツを脱がせるのは男の仕事よ」

「そうなの?」

眞一郎を見ると、

「オレはな」

と言った。

「オレは散々いじくり回して、力が抜けたころに脱がして、布で作った紙留めみたいなものあるだろう。あんな感じなったパンツに燃える」

マニアックな感じがして、

「キモい」
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