修羅と荊の道を行け
「変態でしょ」

芽唯ちゃんが苦虫をかみつぶしたような顔をしている。

「うるせぇ」

「こんな派手な顔してるのに、エロツボはなんかマニアックなとこばっかりついてるんだよね。言葉攻めとか大好きだし」

芽唯ちゃんは眞一郎の性癖を色々暴露して行く。

「あんた変なマンガ読みすぎなんじゃない?」

「マンガじゃなくてAVの見すぎ。凝ったストーリー物好きだものね」

「彼女いるのにAV見るの?」

「ある意味二次元プレイみたいな」

それを芽唯ちゃんも許して付き合ってるんだと思うと不思議というか、複雑な感情が沸き上がる。

「お前もうしゃべんな!てか、咲耶ももう帰れよ!花屋はかきいれ時で忙しいんだ。明日も早いんだ」

「そうだね。ごめんね。最後に一つだけ」

これは重要だよ。

「芽唯ちゃんは口でしてんの?」

「「は?」」


二人がポカンと同じ顔をしている。
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