修羅と荊の道を行け
2番目の兄貴はいわゆる授かり婚というか出来婚で、お袋に黙って大晦日の夜から旅行に出た時に出来たらしい。

それを知ったお袋は、順序が違うことを怒って一時は勘当の様になっていたが、兄貴は運が良かった。

初孫という武器で出入り禁止を解除できた。嫁さんも事あるごとに家に来ては、孫を見せに来てくれるし、竹を割った様な性格なお陰でお袋との関係は良好だ。

「彼女と旅行に行くって言ってある」
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