修羅と荊の道を行け
「にしても正月からオレら何してんだろうな?」

ここでしたことといえば、お互いそれぞれの仕事をしていた。

最初からこれだと、この先も仕事に終われる一年になりそうだ。

「仕方ないよ、社会人なんだもの。でも、ずっと一緒にいられたから良かったよ」

サラッとそんなこと、言った後、突然顔を赤くして、

「きき着替えてくる!」

と隣の部屋に入って行った。

「自分で言って照れるなよ」

こっちも心拍数が上がりぱなしだ。

咲耶が着替えて出てきてからオレも着替えることにした。

ケータイを見ると、母親からメールが入っていた。

今日は実家に戻るのか、アパートに戻るのかと聞いてくる内容だった。

咲耶を連れて行く、とメールをすると、間髪入れずに電話がかかってきた。
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