修羅と荊の道を行け
「そのお嬢さんに恋人はいないんだろ。だったら早い所告白しちゃいなよ。横から掻っ攫われたら後悔してもしきれないってもんだよ」

そうなんだよ。

こっちは職場で合うこともない。

ケータイでしか繋がってないんだ。

メールして空いてれば、一緒に飯を食ったり映画みたり。

あいつにして見れば友達と遊ぶ程度なんだろうけど、

オレはデートのつもりだ。

何回もデートして、咲耶の趣味嗜好も分かって来た。

告白するには良い地盤が整ってるけど問題が一つある。

最大の問題。

「あいつ男嫌いかもしれない」
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