どこかで誰かが…
初めて本音でぶつかったゆっこは、清瀬のとった態度に納得できずにいた。


だから、自分からへり下ることが許せず、
清瀬を無視し、佳菜子を避け、
バスケ部メンバーとも距離を置くことにした。


「ゆっこ、どうしたのかな?」

それは昼休みのこと…

「なんか、清瀬と喧嘩したみたいだよ。あたし達と居ると、色々聞かれてめんどくさいからって、自分んとこ(教室)で食べるってさ。」

「…そーなの?」

佳菜子は箸を止めた。

「あれ?佳菜子、どっちからも聞いてないの?」

「うん。知らなかった。」

「そりゃそーか。」

「え?」

「佳菜子に言ったら、清瀬に筒抜けだもんね。」

「そんなことないよ!」

「…そうなの?」

「それって、」

「ゆっこが言ってたんだ…これは清瀬と二人の問題だから、二人で解決するんだって。」

「まったく意地っ張りなんだから。イーよ、ほっときな佳菜子。」

「でも、私いつもゆっこちゃんに相談のってもらってんのに、こんな時こそ役に」

「逆効果!」

「え?」

「…ゆっこ、あんたと清瀬のこと気にしてるから。」

「え?」

「…何ソレ?どーゆーこと?」

「だってゆっこ、つきあった頃から、ずっと気にしてるもん。佳菜子が彼氏と別れてからなんか…」

「なに?」

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