どこかで誰かが…
教え子の安藤寛貴は、夏に部活を引退する。

そうすれば時間ができるため、塾に通うことが決まっていた。


当初から、清瀬との契約もそれまでとなっており、
新たな契約者を求め、あたっていた頃、
安藤家からの依頼で、再度、寛貴の指導の申し出があり…


「どうしたの?」

「塾の問題が理解できないんだよ…ヤバいよね?」

「…まだまだ時間あるよ。とにかく、頑張ろう。」


初めての家庭教師で受験生を担当することになり、
ヤリガイと同時に、プレッシャーも感じる清瀬。


「それは責任重大だね。」

「まあ…でも塾と両立だから助かるよ。」


偶然、片桐のバイト先で佳菜子と会い、

「でもさ、なんかあんた、夢に近づいてってる感じだね。」

いつしか、将来についての話へとなっていった。


「教師は希望。」

「そっか!夢はサッカー選手だったね。あははは」

「笑うな。」

「あ、ごめん。」

「そーゆーおまえの夢は何だったんだよ?」

「お医者さんだけど、何か?」

「…」

「ここ笑ってもらっても良い所なんだけど。」

「夢見るのは勝手だから。」

「ムカつく。」

「つか、そんなこと言ってたなぁって思い出した。」

「私自身、忘れてたもん…」

「…」

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