どこかで誰かが…
高木が気になるところは、やはり清瀬の存在だ。


いつかのゆっこの言葉を、覚えていた高木は、
佳菜子が唯一呼び捨てにする人物“清瀬”について詳しく知りたかった。


佳菜子から聞きだした、もう一人の同じ中学出身の飯田。


偶然、見つけることのできた飯田から、意外な情報を得ることに…


「え?キヨと堀口?…なんで?」

「こないだ一緒に居るところ見かけてさ、つきあってんのかなーって話になって…あ、俺バスケ部なんだけど、代表として聞いてみてるってワケよ。」

「…アレは何もナイだろ。堀口には他に居たからなぁ…男。」

「ふーん。そーなんだ。」

「К高でサッカーやってるんだけど、そいつがキヨと仲が良かったんだよ。」

「なるほど。護衛でも頼まれたかね…」

「あはは、そんなの頼まれて引き受けるヤツじゃねーよ。それに、とっくに終わってんだろ。」

「…К高のヤツと?」

「よく解んねーけど、グループ交際ってやつ?でも、なーんかゴタゴタしてたみたいだったしなぁ…」

「へー。」

「でも、キヨには気をつけろよ。あいつ、地元じゃ有名人なんだぜ…喧嘩っぱやくてさ!」

「そーは見えないけど。」

「アイツも成長したんだよ。」

「…」


そんな出来事を清瀬が知ったのは、

「おっす、キヨ。」

「うす。」

バスで飯田と乗り合わせた時だった。

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