紅龍 ―2―
もう―…惇さんしか居ない。
そう思うのは皆も同じで、俺たちさ早まる足で理事長室を目指した。
始業式も、今日1日自体がそうだが、とても理事長室までの廊下が長く感じた。
早く着いてくれ。
そう思いながらやっと着いた理事長室では運悪く、他の人が理事長と話しているようだった。
よく声は聞こえないが女の人の声。
俺たちは急ぐ気持ちもあるのだが、今この理事長室に入っていいのか分からず理事長室前で立ちすくんで居た。