紅龍 ―2―
本当に何やってんだよ―…蘭。
また込み上げて来る涙。
本当に俺って弱ぇ。
「…―くそっ。」
俺は涙を強く拭き取り、龍に遅れを取らないようにと少し駆け足で着いていった。
「で、話ってなんだ。」
部屋に着き、皆がそれぞれのソファーに座るのを確認すると龍が口を開いた。
「蘭について、話しに来た。」
それに対する隼人君の答えは予測したものと同じもので。
俺等はただ耳を澄ましてその話を聞く体制になっていた。