*素直になれたら*
「俺が今日から千夏をほって学校に行ったりしたら、

 ・・・寂しいくせに。」


涙が出そうになるのを、必死にこらえながら。


「千夏が俺に嫌いって言っても、本気に聞こえないんだけど」


胸が苦しくて、切なくて。


千秋の顔が見れなくて。


「本当に今日から送り迎えしなくて良いんだな?」


意地悪。


好きなんて、あり得ない。


そう思ってたのに…


切なくて、


苦しくて、


千秋が遠く感じて。


「そっか。じゃーな」


―――嫌だ。


千秋の背中が遠くなる。


行かないで。


視界がぼやける。




―――千秋ッ



嬉しかったのかもしれない。


毎日窓の外で、


寒い日も雨の日も、雪の日もいつも私を待っててくれる


千秋の姿が。
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