*素直になれたら*
第2章
あれから、千秋は本当に消えてしまった。


朝の騒音は全く聞こえなくなった。


窓の外から、千秋の姿を眺める事も無くなった。


―――コレで良かった。


誤解は起きなくなるし、


帰りは友達と帰れるし、


それに、自由な恋愛が出来る。


日常に千秋が居なくなるだけ。


そんな時間が、1週間になった。
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