ひとりじゃないから




「じゃー、俺帰るな?」





「あ、うん。気をつけてね。」





「おう、じゃ明日待ってるからな。」





「うん。」





ゆーすけは、スーツのジャケットを着て、荷物を持って、靴をはいた。





そのひとつひとつの動作を見て、離れたくないって心から思った。





「ゆーすけ、」




「ん?」




「・・・なんでもない」




「なんかあったら言えって。」





「ほんとに。」





そういったら、ゆーすけの顔が近づいて、唇と唇が触れた。




なんで?なんでこのタイミング?





しかも、ファーストキスだよ、アキ!




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