ひとりじゃないから
それから、毎日のように呼び出されて、毎日先生がしゃべる。
それは、毎日内容が違うけど、
けど、
なんだか温かかった。
「安藤は昨日なにしてた?」
「なにも」
「なんかしただろー!」
「先生は?」
「俺か?俺は昨日なー、酒飲んで映画見て寝た」
「映画なに?」
「んー名前忘れた。SF映画だったなー。」
先生が私のこと聞くから、私も先生に質問するようになった。
そしたら先生は何でも答えてくれる。