素直の方が好きですか?
「いけないんだぁ」
「だからアレは…」
「冗談だっつの…あ、ともー!!」
「乙音!」
相変わらずだ。
しかもこの大学で知らないやつはいないほど有名なバカップルだ。
まぁ科が違えば知らないだろうけどな。
「悪い、俺帰るな」
「まじかー、じゃあまたね」
久しぶりに高校方面を歩いてみた。
智葉ときちんと対面したファーストフード店。
智葉と言った花畑。
智葉と…智葉と…
この場所はやっぱり智葉で溢れてる。
智葉しか…いないんだ。
あれ?人がいる。珍しいな…
ここ、生徒以外はあんま人通んないし…。
高校生には見えないし……。
あ、こっち向い、た…
「嘘だろ?」
俺は暫くその場を動けなかった。
が、その人は走り去ってしまった。