愛しいキミへ

☆隼斗side




はぁ……
椎凪を待ってたけど、全く帰ってくる気配無し。


抱き合ってたから、椎凪もまだ好きなんかな。

イイ雰囲気だったら邪魔しちゃ悪いし…


帰るか……



椎凪が襲われてるとは知らずに、俺はこの時…体育館を後にした。



教室に戻ると遥が、急いで寄ってきた。



「隼斗っ!!椎は?どこにいるの??」


「天宮ってヤツと、イイ雰囲気なんじゃん?」


「それは有り得ないよ!!椎、一番嫌ってたのに……」


「でも、抱き合ってたし…」


「大丈夫…かな…。やっぱり、心配だよ。」



ピーピー



いきなり、俺の携帯が鳴り出した。



「悪い、遥。ちょっと出てくる。」


「うん…。」



遥から離れて、携帯を見た。



< 66 / 114 >

この作品をシェア

pagetop