パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~
「ありがとう。その言葉、最高だよ」


照れるように微笑んだ奈桜の目は少し潤んでいた。
心も少し照れ笑いする。


「明日、事務所に行って来る。もう知ってるかもしれないけど、一応自分の口から本当の事を言いたいし。それに…、頼まなきゃならない事がある。急ぎで」


自分に言い聞かせているかのように静かに言う。


「頼まなきゃならない事って何だよ?」


「まさかZを抜ける気じゃないよな?」


泉と奏が心配そうに、一歩、奈桜に近付く。


「あぁ…、違うよ。ちょっと…仕事絡み」


『そっか』と安心する2人とは対照的に碧の目が大きくキッと開いた。


「言えよ。何言われたんだよ?」
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