愛のため息
ミイを見たままどうしたのかと首を傾げると、ミイは泣きそうな顔のまま少しだけ笑った。




『タカちゃん、何かその仕草女の子みたいだよ?』





「・・・じゃあもうしない」





そういえば村田とかにも、『乱暴な口調で話さないし物腰も柔らかいし、草食系男子って大島のようなヤツの事言うんだな』なんて言われたことがあった。





その時はくだらないこと言うなよ、なんて笑って流してたけど、いまは自分よりもずっと年下の、しかも好きな子に女の子みたいと言われて、なんだか凹む。




『ごめんね、冗談だよ』




凹んでるのがバレたのか、俺を気にするように言うミイに、男の意地で気にしてないよと言う風に笑って見せた。





するとふふっとミイが笑って車内の雰囲気が少し和らいだ。






『ねえタカちゃん。やっぱりこれからもガマンとかしちゃうのかなぁ』




困ったように笑いながら言ったミイの言葉の意味がわからなかった。




「・・・ガマン?何を?」




首を傾げそうになったけど、また女の子みたいと言われるのはさすがに勘弁と、寸前のところでそれをとめて、ミイに聞き返す。




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