愛のため息
タカちゃんが包み隠さず全て伝えてくれた。




それが嬉しくて。




ついさっきまで感じてた焦れるような気持ちが嘘のように消えて無くなる。




そしたら、タカちゃんとこれからどんな風になっていきたいのか自然と思い浮かんだ。




ゆっくり考えなくても、ミイが行き着く答えはそれひとつしかないってわかる。



だから今この気持ちを伝えたい。




タカちゃんはミイの考えなんてお見通しだったみたいで。




話が出来るように家に帰るかどこかに寄るか提案してくれた。




この分だとミイの出した答えにも気付いてるっぽい。



そして、その答えをタカちゃんは受け止めてくれる。




そう思ったら、これからタカちゃんに伝える緊張感も少しだけ和らいだ。





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