愛のため息
どうしよう。稲垣さんに実は付き合っているんですって言う?
『ね、ミイちゃん良かったら私と番号交換しない?』
「え?」
『ミイちゃんの一途で健気な思いに感動したわ。私で良ければ微力ながら相談に乗るし協力もするから!ね?』
「相談?協力?」
『片思いで苦しくなったりしたらいつでも話聞くし、会社で大島くんが女の人に言い寄られたりしないように見張ってあげるっ!だからほら早くケータイ!』
急かされてケータイを出すと奪われ、あっという間に赤外線で番号を交換して返された。
……付き合ってるって言いそびれちゃった。
そこに、タカちゃんと村田さんが一緒に戻ってきた。
『ミイ、そろそろ帰ろうか』
「うん」
立ち上がって脱いで椅子に掛けておいたジャケットを腕に掛けて持つ。
『村田、ご馳走さん。稲垣さんもまた明日会社で』
タカちゃんは村田さんたちに挨拶をして、最初に2人で飲んだコーヒーの伝票を手に、出口へと歩いていった。
「ご馳走様でした」
ぺこりと頭を下げて、2杯目のコーヒーをご馳走になったお礼を言った。
タカちゃんへ駆け寄ろうとしたミイに稲垣さんは、『メールするわね!』と言ってくれたので、もう一度お辞儀をして、タカちゃんへと駆け寄った。
『ね、ミイちゃん良かったら私と番号交換しない?』
「え?」
『ミイちゃんの一途で健気な思いに感動したわ。私で良ければ微力ながら相談に乗るし協力もするから!ね?』
「相談?協力?」
『片思いで苦しくなったりしたらいつでも話聞くし、会社で大島くんが女の人に言い寄られたりしないように見張ってあげるっ!だからほら早くケータイ!』
急かされてケータイを出すと奪われ、あっという間に赤外線で番号を交換して返された。
……付き合ってるって言いそびれちゃった。
そこに、タカちゃんと村田さんが一緒に戻ってきた。
『ミイ、そろそろ帰ろうか』
「うん」
立ち上がって脱いで椅子に掛けておいたジャケットを腕に掛けて持つ。
『村田、ご馳走さん。稲垣さんもまた明日会社で』
タカちゃんは村田さんたちに挨拶をして、最初に2人で飲んだコーヒーの伝票を手に、出口へと歩いていった。
「ご馳走様でした」
ぺこりと頭を下げて、2杯目のコーヒーをご馳走になったお礼を言った。
タカちゃんへ駆け寄ろうとしたミイに稲垣さんは、『メールするわね!』と言ってくれたので、もう一度お辞儀をして、タカちゃんへと駆け寄った。