愛のため息
振り返って後ろを見ると、両手に飲み物を持って立っているタカちゃんとばっちり目が合う。



タカちゃんも、今ミイがここに居たのに気づいたらしくて、驚いた顔でミイを見てきた。




思い出した。



タカちゃんの会社に入った新入社員の女性だ。



こないだ稲垣さんからメールが来た時、タカちゃんがこの人に仕事を教えてる写真が添付されてた。



指導するタカちゃんしかしっかりと見てなかったから、最近見た割にすぐに思い出せなかったんだ~と納得。




この人を見た瞬間"会ったことがある”気がするんじゃなくて、"見たことがある”気がしてたのはそのせいだったんだ。




チラリと座ってた席を見ると、不思議そうにタカちゃんを見ていて。




『大島さん?座らないんですか?』





タカちゃんの、用事というのはこの人と会うことだった?




仕事とは言ってなかったし、タカちゃんスーツじゃなくて私服だし。




2人はプライベートで会っていたの?




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