宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!
「だ、大丈夫?」
キョロキョロと辺りを見回す。
「心配するなって。あ、予約した佐々木です」
悠太が悠然と胸を張り、格式あるレストランを突き進む。
席に案内され、メニューを手渡されたが、これは一体、何語かしら?
「頼んであった料理お願いします」
「かしこまりました」
ウェイターが引っ込むと、ほどなく見たことがない料理が並ぶ。
「薬膳料理なんだ。体にいいらしいし、カロリーも低いから、思う存分、食べようぜ」
「うん、ありがとう」
そう言って苦そうな角煮を口に運んだ。
「やだ、美味しい‼」
(一瞬で溶けた)
「デザートのケーキも全部、野菜らしい」
それからも美味しいの連発。
だがなにより、
悠太の気遣いが嬉しかった。