幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
俺が言いたいことは大概解る賢は平然と言った
「でも、あんまり長々と慄梛ちゃんに告るの
先延ばしにしてっと本当に誰かに先越されて
慄梛ちゃん取られっぞ?
ずっと磨梛抖がそばにいて慄梛ちゃんを
ガードし続けるにしても慄梛ちゃんのことを
狙ってるあまり“宜しくない奴”が慄梛ちゃんに
目付けてるみたいだしな?
早く自分の気持ち素直に慄梛ちゃんに伝えろよ!」
慄梛の名前をやけに何回も言って賢は席に着いた
―“宜しくない奴”?誰のことだ…?――
なんて考えつつ早く放課後にならないかと
うずうずしてた…
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